【開催しました】「世界標準の経営理論」読書会⑪ 第18章:リーダーシップの理論/第19章:モチベーションの理論

第3部 ミクロ心理学ディシプリンの経営理論に入りました。第3部で紹介される理論は主に「組織行動・人事」を説明するものです。具体的には「リーダーシップ」「モチベーション」「意思決定」などです。
この回では、「リーダーシップの理論:どうすればリーダーシップを発揮できるのか」と「モチベーションの理論:部下のモチベーションを高めるには」を学びました。

現代ほど「リーダーシップ」の理解が求められている時代もないであろうし、そしてやはり「リーダーシップ」は世界の経営学でも最も重要なテーマなのだそうです。これまでに心理学の理論をベースに、昨今では神経科学の視点も取り込みながら統計分析などを通じて様々な検証がなされ、その歴史は実に半世紀以上に渡っているらしい。が、しかし、実は未だに「リーダーシップ」の学術的な定義は完全に定まっていないらしいです。

ここでは数多く提唱されている定期の中から、バーナード・バス(ニューヨーク州立大学ビンガム校)のものが紹介されているのですが、キーワードとして「change:変化」「affect(影響)」「motivation(動機)」が挙げられており、リーダーシップとは心理的に「他者に変化をもたらす」ことを指すと言っています。

そして世界のリーダーシップ研究の歴史で提唱されてきた理論を分類して、5つの理論グループとして紹介されてます。
順番に「リーダーシップ特性理論」⇒「リーダーの行動理論⇒コンティンジェンシー理論」⇒「リーダー・メンバー・エクスチェンジ(LMX)」⇒「トランザクショナル・リーダーシップ(TSL)とトランスフォーメーショナル・リーダーシップ(TFL)」なのだそうですけど、これだけでもすっかりお腹が一杯なんですが、さらに「シェアード・リーダーシップ(SL)」、そしてこれらのリーダーシップの組み合わせ、と続き、さらにさらにおまけで「サーバント・リーダーシップ」、「ハンブル・リーダーシップ」、「オーセンティック・リーダーシップ」と続き、最後に「フォロワーシップ」で締められます。。。

こ、こ、こんなにあるんすか?!(;’∀’)(;’∀’)(;’∀’)
それぞれの名前を識別するだけで大変なんですけど。。。(-_-;)

いろいろありますが、私が勝手にこの章から受け取ったメッセージは、「理論を理解してあ~だ、こ~だと理論を振りかざす前に、リーダーシップを発揮する者の「心持ち」「ありよう」をまず自らんに問え!」ってことでしたw。

19章のモチベーションの理論では、リーダーシップと同様に「モチベーションとは何か?」という定義から始まるのですが、入山先生なりの言葉でまとめれば、モチベーションとは「人を特定の行動に向かわせ、そこに熱意を持たせ、持続させる」だということです。

こちらも年代別に理論が紹介されてます。
・「ニーズ理論」(1940年代~)
・「職務特性理論」(1970年代~)
・「期待理論」(1960年代~)
・「ゴール設定理論」(1960年代~)
・「社会認知理論」(1960年代・1970年代~)
・「プロソーシャル・モチベーション」(2000年代~)

私がこの章を学んで感じたのは、企業や組織を取り巻く環境は半世紀前と比較して激変していて、あたりまえに組織を形成している人々の生活スタイル、意識、考え方、価値観はどんどん多様になっているのに、未だに多くの組織(トップや人事)が1960年代、70年代の理論に基づく「理屈」や「やり方」で人々のモチベーションを上げようとして躍起になっていて、「社員のエンゲージメントを上げるにはどうすればいいか」とか「社員の当事者意識を持たせるには何が必要か」って、わーわーやってるってことの的外れ感が半端ない、ってことですw。

いや、もうどう考えたって「馬の鼻先に人参ぶら下げて走らせる」ってやり方じゃ、人々は行動しないし、それに対して自発的に熱意なんて持つわけないし、ましてや走り続けることなんてするわけないのに、ぶら下げる人参をちょっと高級なオーガニックな牧草とかに変えたら、(目先のご褒美を付け替える)「人々は熱意をもって走り続ける」って思って鼻先にぶら下げる「ご褒美」の探索と提供に必死になってるって、バカバカしすぎるったらないなって?!(笑)

いい加減もう、誰かが始めて成功したことをそのまんま何も考えずにやり続けるっていう「前例盲従」から脱却して、まずは自分たちから変わるってことから始めるという、自分自身に対してリーダーシップを発揮してモチベートするってことに挑むことからなんじゃないでしょかね。
自分自身に対してリーダーシップを発揮できない人が、どうして他人に対してはリーダーシップが発揮できると思えるのか、私にはさっぱりわかりませんです(-_-;)。

次回は、第12回  2月25日(木) となります。
ご興味のある方は、ご参加ください(#^.^#)
途中からのご参加、大歓迎です!

第12回 2月25日(木) 
・認知バイアス、意志決定、感情の理論(P318)
・「第20章 認知バイアスの理論」(P318、P359-371)
・「column マインドフルネス」(P371-375)
・「第21章 意思決定の理論」(P318、P376-P396)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください